インタビュー玉野市立図書館・中央公民館様製作のオリジナルノート
/ 地域活性化を目指して! 地元の高校生と共同で、/
4コマ漫画『ののちゃん』のキャラクターノートを製作。
玉野市立図書館・中央公民館様が、「書きま帳+」で新聞に連載中の4コマ漫画『ののちゃん』のキャラクターグッズ「ののノート」を製作されました。地域活性化を目指し、地元の高校生と共同開発したオリジナルのノートづくりについて、製作を担当された相澤さんにお話をうかがいました。
名前もいいし、発想も面白いし、普段使いできるし。
老若男女、ファンの方でも、あまり『ののちゃん』を知らない方でも使えるものにしたいなと思って。
このノートを作ろうと思ったきっかけを教えてください。
もともとこのノートは、玉野市の商工高校3年生の課題研究から生まれたコラボ商品なんです。生徒の一人が「ののちゃん」を使ったノートを作りたいと言ってくださったので、それを私たちがお手伝いして実現したという形です。この『ののちゃん』は、漫画家のいしいひさいち先生の作品なのですが、いしい先生が玉野市出身ということから『ののちゃん』を使って地域振興をしようという目的で、今回、NPO法人たまのの企画という団体の出資協力のもと、高校生とコラボしてノートを製作、販売することになりました。
いろいろなグッズが考えられる中で、なぜノートが提案されたのでしょうか。
確か、賞味期限がなくて、とくに時期なども関係がない文房具にしたかったと言っていました。あとは、『ののちゃん』から「ののノート」ともじったネーミングの面白さもあって、ノートが提案されたということでした。
ノートの提案書をご覧になった時はどう思われましたか。
名前のインパクトが最初にありましたね。もともと生徒30名から案をいただいて、その中からノートとポーチの2点を選ばせていただいた時点で、もう「ののノート」は作ろうかなと。名前もいいし、発想も面白いし、普段使いできるし。老若男女、ファンの方でも、あまり『ののちゃん』を知らない方でも使えるものにしたいなと思って、それを目指して最初に選ばれたグッズでした。
こちらの地方でも『ののちゃん』は有名なんですか。
2010年からイメージキャラクターとして活動していることもあって、玉野市ではとても親しまれています。キャラクターとしては結構広まってきています。ただ、実際の4コマ漫画は読んだことがないという方がほとんどなんですね。ですので、この作ったノートにも漫画のコマを入れたり、いしい先生の故郷はここなんです、という紹介を表紙の内側に入れたりと、さらなる知名度向上を目指しています。
グッズ以外の『ののちゃん』を使った地域活性化活動にはどのようなものがありますか。
着ぐるみを使った、小学校などでの朝のあいさつ運動がありますが、作者のいしい先生の意向もあって、広報誌やグッズへの使用に絞って活動させていただいています。このグッズは通販で全国的に販売しておりますので、いろいろな方にぜひ、購入していただきたいですね。ファンの方々は実際、玉野市にお越しになって、中には聖地巡礼をされる方もいらっしゃるんですよ。先生は地域振興にかなり協力的な方で、広報誌の『広報たまの』にも毎月描き下ろしで、岡山県や玉野市に関係した4コマ漫画を描いていただいています。本当にありがたいです。
その膨大な作品の中から、どのコマをデザインに使うか
一つずつ選ぶのに苦労しましたね。
ノートづくりで、こだわったところや大変だったところはありますか。
『ののちゃん』は『となりの山田くん』からはじまって以来、20年以上続いている4コマ漫画なのですが、その膨大な作品の中から、どのコマをデザインに使うか一つずつ選ぶのに苦労しましたね。ノートの本文も「ののちゃん」が一生懸命に書いているところと寝ているところの両方載せたいねと高校生と話して、寝ている「ののちゃん」は特にたくさんいたので、すごく大変でした。なので、デザインに関しては結構時間がかかったのを覚えています。
仕様やデザインはどのように決めたのですか。
「書きま帳+」さんで見本帳を取り寄せて、高校生からこういったものにしたいという意見をいただいたうえでホームページで見積りし、検討してデザインしていきました。最初、高校生からラフ案をいただいていたのですが、細かなデザインは決まっていなかったので、こちらからもいろいろと提案をさせていただいて。それで、せっかくだから4コマから選ぼうかということになって、高校生にも協力してもらい、いっしょにコマを探した形です。仕様に関しては見本帳を見て、はじめから決められたんですけど、そのあとが大変でしたね(笑)。
データはどなたが作られたのですか。
ちょうど私がIllustratorを使えたので、高校生にも意見を聞きながら私が作りました。表紙の色味も最初は水色がいいと言っていたのですが、黄色はどうと提案したら、水色より楽しい感じがするということで黄色を選ばせてもらって。本文の罫線も、すごく細くすると大人向けになるけれど、子ども向けも考えたらこのくらいの太さがいいのかなと思い、このデザインにしました。実は、別案としてリングノートも考えていたのですが、予算の都合もありますし、2パターン作るよりは1つに集中した方がいいかなということで、今回は諦めて、また別の機会があればリングノートを作ろうと思っています。
「書きま帳+」を選んだ経緯を教えてください。
もともと高校生が予算内で探してくれたので、それを採用しました。「ノート」「自作」というふうにインターネットで検索をして、予算内で大量に、手頃な感じで作れるのがよかったと言っていました。無料サンプルもいただけますし、製作日数が短いというのもポイントが高かったですね。実は、昨年春から始動したのですが、緊急事態宣言などで打ち合わせが全然できなくて間が空いてしまったんです。本格的に動きはじめたのが12月辺りだったので卒業まですごくギリギリで、本来なら高校生の卒業式が終わった後に完成するような状況でしたが、「書きま帳+」さんでしたら2週間程度で仕上げてくださるということでしたので製作を依頼しました。
表紙もすごく発色がよくなっていて大満足でした。
ノートが完成した時の感想や、周りの方の反応をお聞かせください。
送ってくださったサンプルに修正する箇所がなくて、苦労した甲斐があったなと(笑)。表紙もすごく発色がよくなっていて大満足でした。高校生も実物を見て喜んでいましたし、上の方々からも、かわいいし、ファン向けでもあるし、玉野市のお土産にもぴったりだねと高評価をいただけました。最近、売り出したばかりなのですが、新聞で大きく取り上げていただいたこともあり売れ行きは好調です。
今後、リングノートのほかにも、作ってみたいものはありますか。
リングノートは既に見積りまで出して、いしい先生の許可もいただいているので、いずれ作る予定ではいます。あと、今回、高校生といっしょに「書きま帳+」さんのホームページを見ていたらすごくわかりやすかったので、『ののちゃん』を紹介する冊子もちょっと作ってみたいなと思いました。
「書きま帳+」をご利用いただいた感想はいかがですか。
ホームページがとても見やすくて、見積りをとる際に、綴じ方とか、これはどういったものだろうと思った時に、ヘルプページがすぐ出てくるというのがわかりやすくてよかったです。ホームページでわからない部分は、見本帳を見てわかりましたし、やり取りでもわからないところがなかったですね。注文したらすぐサンプルが届いて、これでお願いしますっていったら2週間で出来てきたので、すごくスムーズでした。全然不満はなく、資料もわかりやすいものばかりだったので助かりました。今後も活用させていただきたいと思います。
お話、ありがとうございました。『ののちゃん』で玉野市がもっと活気づくといいですね。
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4コマ漫画『ののちゃん』のキャラクターノートを製作。
玉野市立図書館・中央公民館様が、「書きま帳+」で新聞に連載中の4コマ漫画『ののちゃん』のキャラクターグッズ「ののノート」を製作されました。地域活性化を目指し、地元の高校生と共同開発したオリジナルのノートづくりについて、製作を担当された相澤さんにお話をうかがいました。
名前もいいし、発想も面白いし、普段使いできるし。
老若男女、ファンの方でも、あまり『ののちゃん』を知らない方でも使えるものにしたいなと思って。
このノートを作ろうと思ったきっかけを教えてください。
もともとこのノートは、玉野市の商工高校3年生の課題研究から生まれたコラボ商品なんです。生徒の一人が「ののちゃん」を使ったノートを作りたいと言ってくださったので、それを私たちがお手伝いして実現したという形です。この『ののちゃん』は、漫画家のいしいひさいち先生の作品なのですが、いしい先生が玉野市出身ということから『ののちゃん』を使って地域振興をしようという目的で、今回、NPO法人たまのの企画という団体の出資協力のもと、高校生とコラボしてノートを製作、販売することになりました。
いろいろなグッズが考えられる中で、なぜノートが提案されたのでしょうか。
確か、賞味期限がなくて、とくに時期なども関係がない文房具にしたかったと言っていました。あとは、『ののちゃん』から「ののノート」ともじったネーミングの面白さもあって、ノートが提案されたということでした。
ノートの提案書をご覧になった時はどう思われましたか。
名前のインパクトが最初にありましたね。もともと生徒30名から案をいただいて、その中からノートとポーチの2点を選ばせていただいた時点で、もう「ののノート」は作ろうかなと。名前もいいし、発想も面白いし、普段使いできるし。老若男女、ファンの方でも、あまり『ののちゃん』を知らない方でも使えるものにしたいなと思って、それを目指して最初に選ばれたグッズでした。
こちらの地方でも『ののちゃん』は有名なんですか。
2010年からイメージキャラクターとして活動していることもあって、玉野市ではとても親しまれています。キャラクターとしては結構広まってきています。ただ、実際の4コマ漫画は読んだことがないという方がほとんどなんですね。ですので、この作ったノートにも漫画のコマを入れたり、いしい先生の故郷はここなんです、という紹介を表紙の内側に入れたりと、さらなる知名度向上を目指しています。
グッズ以外の『ののちゃん』を使った地域活性化活動にはどのようなものがありますか。
着ぐるみを使った、小学校などでの朝のあいさつ運動がありますが、作者のいしい先生の意向もあって、広報誌やグッズへの使用に絞って活動させていただいています。このグッズは通販で全国的に販売しておりますので、いろいろな方にぜひ、購入していただきたいですね。ファンの方々は実際、玉野市にお越しになって、中には聖地巡礼をされる方もいらっしゃるんですよ。先生は地域振興にかなり協力的な方で、広報誌の『広報たまの』にも毎月描き下ろしで、岡山県や玉野市に関係した4コマ漫画を描いていただいています。本当にありがたいです。
その膨大な作品の中から、どのコマをデザインに使うか
一つずつ選ぶのに苦労しましたね。
ノートづくりで、こだわったところや大変だったところはありますか。
『ののちゃん』は『となりの山田くん』からはじまって以来、20年以上続いている4コマ漫画なのですが、その膨大な作品の中から、どのコマをデザインに使うか一つずつ選ぶのに苦労しましたね。ノートの本文も「ののちゃん」が一生懸命に書いているところと寝ているところの両方載せたいねと高校生と話して、寝ている「ののちゃん」は特にたくさんいたので、すごく大変でした。なので、デザインに関しては結構時間がかかったのを覚えています。
仕様やデザインはどのように決めたのですか。
「書きま帳+」さんで見本帳を取り寄せて、高校生からこういったものにしたいという意見をいただいたうえでホームページで見積りし、検討してデザインしていきました。最初、高校生からラフ案をいただいていたのですが、細かなデザインは決まっていなかったので、こちらからもいろいろと提案をさせていただいて。それで、せっかくだから4コマから選ぼうかということになって、高校生にも協力してもらい、いっしょにコマを探した形です。仕様に関しては見本帳を見て、はじめから決められたんですけど、そのあとが大変でしたね(笑)。
データはどなたが作られたのですか。
ちょうど私がIllustratorを使えたので、高校生にも意見を聞きながら私が作りました。表紙の色味も最初は水色がいいと言っていたのですが、黄色はどうと提案したら、水色より楽しい感じがするということで黄色を選ばせてもらって。本文の罫線も、すごく細くすると大人向けになるけれど、子ども向けも考えたらこのくらいの太さがいいのかなと思い、このデザインにしました。実は、別案としてリングノートも考えていたのですが、予算の都合もありますし、2パターン作るよりは1つに集中した方がいいかなということで、今回は諦めて、また別の機会があればリングノートを作ろうと思っています。
「書きま帳+」を選んだ経緯を教えてください。
もともと高校生が予算内で探してくれたので、それを採用しました。「ノート」「自作」というふうにインターネットで検索をして、予算内で大量に、手頃な感じで作れるのがよかったと言っていました。無料サンプルもいただけますし、製作日数が短いというのもポイントが高かったですね。実は、昨年春から始動したのですが、緊急事態宣言などで打ち合わせが全然できなくて間が空いてしまったんです。本格的に動きはじめたのが12月辺りだったので卒業まですごくギリギリで、本来なら高校生の卒業式が終わった後に完成するような状況でしたが、「書きま帳+」さんでしたら2週間程度で仕上げてくださるということでしたので製作を依頼しました。
表紙もすごく発色がよくなっていて大満足でした。
ノートが完成した時の感想や、周りの方の反応をお聞かせください。
送ってくださったサンプルに修正する箇所がなくて、苦労した甲斐があったなと(笑)。表紙もすごく発色がよくなっていて大満足でした。高校生も実物を見て喜んでいましたし、上の方々からも、かわいいし、ファン向けでもあるし、玉野市のお土産にもぴったりだねと高評価をいただけました。最近、売り出したばかりなのですが、新聞で大きく取り上げていただいたこともあり売れ行きは好調です。
今後、リングノートのほかにも、作ってみたいものはありますか。
リングノートは既に見積りまで出して、いしい先生の許可もいただいているので、いずれ作る予定ではいます。あと、今回、高校生といっしょに「書きま帳+」さんのホームページを見ていたらすごくわかりやすかったので、『ののちゃん』を紹介する冊子もちょっと作ってみたいなと思いました。
「書きま帳+」をご利用いただいた感想はいかがですか。
ホームページがとても見やすくて、見積りをとる際に、綴じ方とか、これはどういったものだろうと思った時に、ヘルプページがすぐ出てくるというのがわかりやすくてよかったです。ホームページでわからない部分は、見本帳を見てわかりましたし、やり取りでもわからないところがなかったですね。注文したらすぐサンプルが届いて、これでお願いしますっていったら2週間で出来てきたので、すごくスムーズでした。全然不満はなく、資料もわかりやすいものばかりだったので助かりました。今後も活用させていただきたいと思います。
お話、ありがとうございました。『ののちゃん』で玉野市がもっと活気づくといいですね。
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