インタビュー株式会社ソナエル様製作のオリジナルノート

/ 使用者の方々に喜んで使ってもらえるように、/
手帳としてのクオリティを徹底追求。
「手帳が趣味」というほど、手帳にこだわりがある笹川泰宏さんが代表取締役を務める株式会社ソナエル様がつくられた、本格的な専門職手帳です。仕事上で関係のあるソーシャルワーカー、ケアマネジャーの方々や自社スタッフの利便性と、楽しく使ってもらいたいという思いから、しおりを2本入れたり、表紙を色違いで数種類用意してお一人ひとりに選んでもらえるようにしたりと、数多くのアイデアが盛り込まれています。さらに新年度の手帳をつくる時は、利用者のリクエストを加えて改良し、ノベルティとは思えないクオリティの高さは、市販品をはるかに凌ぐ出来栄えです。ソナエル本社をお訪ねし、笹川さんに業界のお話や、手帳をつくるに至ったストーリー・背景、手帳に込めた思いなどを語り尽くしていただきました。
困った方を我々の情報力とネットワーク力で助けたい。ご満足いただける課題解決を目指したい。
そこにうちのスタッフもエネルギーを集中させ、モチベーションを高めていきます。
「ソナエル」は、どのような事業を行っている会社でしょうか。
▲今回インタビューに応じてくださった代表取締役の笹川さん
民間の高齢者施設、高齢者向け住宅としては、有料老人ホームに加えて、現在はサービス付き高齢者向け住宅、分譲型の高齢者マンションなど、いろいろなタイプがあります。それらを入居希望の方に紹介するというのが主な事業内容ですが、実際にやっていることは、高齢者問題や介護コンサルタントのような業務内容までをカバーしています。カウンセリングとアドバイスも同時に行っており、ただ物件を紹介して終わりというのではなく、お客さまと一緒に「親身」になって考え抜いていくことをモットーとしていることが、ほかの仲介業者の方々とは違う、弊社の特長ですね。
どういうお客さまが多いのでしょうか。
弊社は、どちらかというと「ご本人自身では老人ホームを探せないようなケース」をお受けすることが多いです。例えば、退院が決まったけど車いすの状態でご家族が自宅でお世話する自信がないケースや、日ごろ介護している旦那さんが倒れてしまって今日明日なんとかしなければいけない緊急事態の場合などです。ご家庭によって事情は違いますが、そういった待ったなしの状況のお客さまからご相談をいただきます。ほとんどのお客さまは、その時がくるまで老人ホームについて詳しくご存知ではないので、私たちが間に入って受け入れ条件や、環境などをご案内するのですが、難しいのは、ホームに預けるご家族の方の「本音」の部分をお訊きすることです。そこは、私たちが会話の中から汲み取って、提案を繰り返しながら、ご家族の方から話したくないことをなるべく言わせないように配慮するのが、私たちの仕事の難しいところであり、一番の醍醐味でもあります。
駆け込み寺のような役目もあるのですね。相談員さんも知識や経験だけでなく、熱意がないとできない。
困った方を我々の情報力とネットワーク力で助けたい。ご満足いただける課題解決を目指したい。そこにうちのスタッフもエネルギーを集中させ、モチベーションを高めていきます。同業者の中には、こういう内容の依頼がきたら、ここの施設を紹介しようといったマニュアルがあると思うんですが、弊社ではそういったことはしませんし、絶対にさせません。そのようなマニュアルすらありません。現在、35人の相談員がいるのですが、限られた条件の中でもし自分の親だったら「ここをすすめる!」と思ったところを紹介するようにと伝えています。本当はここがいいなと思っても、会社からここを案内しなさいと言われたら罪悪感が生まれます。私たちにとって、お客さまの要望に近いホームに入っていただくことが一つのゴールになるのですが、ご家族が笑顔になっている姿を見て、そこではじめて自分たちの仕事の振り返りができ、次の仕事の活力にもなるんです。
▲株式会社ソナエルの職場の様子
どこのホームにも断られてしまった人をお預かりできる、
特別養護老人ホームより安い有料老人ホームをつくるのが、
私の「将来の夢」ですね。
お客さまからいろいろなご要望を聞かれると思いますが、施設にアドバイスをすることもあるのでしょうか。
あります。いろいろなホームを見ていると、「こうした方がいいのではないか」ということが見えてくることがあります。運営会社さんには、もっと入居者の方々のご要望などを取り入れて伸びていただきたい。そのためには、できるだけ運営会社さんとお客さまの橋渡しをしていきたいと。そういう役目も私たちは担っていると考えています。ですから、結構スタッフたちは遠慮なく運営会社さんに様々な意見や提案もしていると思います。
もっとああしよう、こうしようということで上場を目指されることになったと想像しているのですが、何がきっかけだったのでしょうか。
上場しようと考えたのは、この業界をもうちょっと「まっすぐにしたい」と考えたからです。それが一番大きな理由ですね。私は、この業界自体、法的にはまだまだ未整備な業態だと思っています。紹介事業者の業界団体への届け出はありますが、この仕事はいつでも誰でもできるんです。そのような状態だから、関わっている仕事の重要性も認識し難いし、誇りや志も持ち難い。安易に高齢者を老人ホームとマッチングさせるだけの感覚でやってらっしゃるところもお見受けすることがありますし、もう少し責任ある仕事として、世間の皆さまにも認めていただきたいという思いがありました。私たちが上場したら、自社の高齢者施設をつくりたいという夢もあります。ほかの企業様などの力も借りて行うことになりますが、身寄りがない、お金がないといった理由でどこのホームにも断られてしまった人をお預かりできる、特別養護老人ホームより安い有料老人ホームをつくるのが、私の「将来の夢」ですね。
ソーシャルワーカーの方々、ケアマネジャーの方々は女性が多いので、
せめて手帳のかわいい柄や、ピンクとか黄色などの明るい色調で心を和ませてほしいと思っています。
業界全体を見ていらっしゃるソナエル様が、このような手帳をつくろうと思われたきっかけは、どのようなことからだったのでしょうか。
そもそも私が手帳大好き人間だったんです(笑)。 かつて老人ホームの営業をしていた頃は分厚い手帳を持ち歩き、雑誌の手帳特集を読んでは、いろいろな手帳を試していました。そうしてたどり着いたのが、キャリアウーマン向けにつくられた市販手帳でした。1日の時間軸が縦に並んでいるのが当時は珍しく、矢印を引いて、スケジュールを書き込むというのが快感で、とにかく書きたくなるんですね。それで、この手帳をもっと広めようと自腹で手帳を購入し、お世話になった仕事関係の方々にも配っていましたが、当時はサラリーマンだったので金銭的にも限界がありました。そこで、将来独立した時には、会社で手帳をつくって配ろうと考えたのです。
手帳をつくって配りたいという夢は、面白いですね。それで実際、製作した手帳は、どのように活用されているのでしょうか。
私たちをお客さまに紹介してくださるソーシャルワーカーやケアマネジャーの方々にお使いいただいております。この手帳で少しでも仕事がはかどればと願っております。
会社のノベルティとしては、よくカレンダーなどもありますが、手帳にはどんなメリットがあると思われますか。
手帳は毎日開くものなので、開くたびに「ソナエルさんの手帳だ」と思い出してもらえるでしょう。カレンダーを、3000部つくって配るのならば、300人のお世話になっている方々に手帳を配って、喜んでもらうほうが、自分が受け取る立場だったら仕事にも役立つし、うれしいだろうなと思うからです。
確かに、カレンダーはよくいただきますが、手帳をもらう機会はなかなかないですね。
いただいたらうれしいと思います。とくに、今回、つくられた手帳は表紙が数種類もあって選べるんですね。
手帳をお渡しする相手の方に、選ぶ楽しさを味わってもらいたかったんです。お手本にしたキャリアウーマン向けの手帳のほうも、カバーのタイプや色を選べるようになっていました。ですので、スタッフに10種類くらいの色を選んでもらい、「何色がいいですか?」って聞いて配ったんです。もらった方々の立場で考えて、表紙にはあえて弊社の社名は入れておりません。よく企業手帳の中には社名を入れてありますけれども、もし、自分がもらった手帳に、社名がドーンって書いてあったらあまり使いたくないですよね(笑)。だから、表側には社名がなくて、またカラフルで、自分自身で表紙の色柄が選べる、という手帳をつくりました。
表紙が選べるなんて、いいですね!また、この手帳の特徴として、介護や医療関係の専門的な情報を記したページがあります。一番見られる項目と、どうしてこのような記載、掲載をされたのかという理由などをお聞かせください。
よく見るのは、西暦と和暦を併記した年齢早見表とか、「高齢者の日常生活自立度判定基準」とかですね。「高齢者の日常生活自立度判定基準」は、介護現場でドクターが参考にするものです。これを、ソーシャルワーカーは専門書から探して持っていくんですが、手帳に載せておけば、それを直接見せたり、コピーしたりするだけで済みます。情報の内容に関しては、以前ソーシャルワーカーだった社員からの意見を聞いて、あったら便利なもの、現場で役に立つものを厳選しました。
本当に使う人たちの立場に立って手帳をつくられたのですね。
今回、この手帳は、どのような想いを込めて製作されたのでしょうか。
ソーシャルワーカーさん、ケアマネジャーさん、そして私たちの仕事も、分単位でびっしりスケジュールが組まれ、移動も多いので、効率のいい手帳にしたかったのです。また、大きさも重さも片手で持てるくらいで、手軽に開けるようなハンディな手帳を目指しました。ですからページ数にもこだわっています。片手で電話しながら、片手でページがめくれるような手帳、パッと置いてメモできるような手帳がイメージとしてありました。あと、ソーシャルワーカーの方々、ケアマネジャーの方々は女性が多いので、せめて手帳のかわいい柄や、ピンクとか黄色などの明るい色調で心を和ませてほしいと思っています。
毎年、使っていただいている方々にアンケートを取っていて、
次回の手帳をつくる参考にしています。
手帳を使った方からの反響はいかがでしたか。
実は毎年、使っていただいている方々にアンケートを取っていて、「カレンダーの曜日の並びを月曜日スタートにしてほしい」とか、「しおりを2本にしてほしい」といった要望をうかがっています。そういったリクエストや使い勝手の感想を聞いて、次回の手帳をつくる参考にしています。そして、毎年10月ぐらいになると訪問先から、「今年もいただけるんですか?」というリクエストがたくさん入ってきます。
ノベルティとして無料で配布しているのに、アンケートまで行って毎回、改良を重ねているのは、どのようなお考えがあるのでしょうか。
もっと手帳自体のクオリティを追求していきたいという思いがあります。私たちは、ソーシャルワーカーさんやケアマネジャーさんからお客さまを紹介していただいて仕事をしています。それに対する感謝の気持ちを表すために、この手帳をつくっています。手帳の使い勝手が良くなればなるほど、仕事が効率よく捗ることで時間がつくれて、家族との時間なども増えるかもしれません。この手帳を見るたびに、人知れず陰で大変な業務をされているソーシャルワーカーさんやケアマネジャーさんへの支援・応援エールになれれば本望です。
「書きま帳+」との窓口になっていただいた、経営企画部の榎本さんにもうかがいたいのですが、「書きま帳+」を選んだ理由を教えていただけますか。
最初は社長から、「オリジナル手帳をつくりたいから印刷会社を調べる」ように言われて、3社から見積もりをとりました。なかでも「書きま帳+」さんは、対応が親切だったことと、良心的な料金だったので、それが選ぶ決め手となりました。それと、「書きま帳+」さんは当社から近く、何かあったら実際にうかがって打ち合わせをすることもできるので、そういった点でもいいのではないかと社長に報告し、手帳の印刷、製本をお願いすることになりました。あと、納品前サンプルがあるところもポイントでしたね。はじめての試みだったので、完成前に仕上がりを見たいと思っていました。というのも、それまでは10年以上、キャリアウーマン向けの市販手帳を配っていたので、そこから質を落とすことはできないと思っていたのです。印刷を行う前にサンプルをもらって確認できる、ということが非常にありがたかったです。
では、最後に次回、おつくりになる手帳のイメージがあればお聞かせください。
月間スケジュールが、今回は1カ月1ページなので、次回は大きくして見開きを使って1カ月にしたいなと思っています。市販手帳をお渡ししていた時は、見開きで1カ月分のスケジュール用紙と普通にメモ書きできる白紙の小さな冊子を追加で差し込んでいました。いまはオリジナルだから、必要なものは手帳の中に組み込むことができるのでいいですね。やがて、いつか自分で考え、蓄積してきたアイデアを盛り込んだ手帳をつくって、一般販売もしてみたいです。私のように手帳大好き人間で、理想の手帳をつくりたかったら社長になることをお薦めしますね(笑)。
使用者の方々からアンケートを取っていらっしゃることには感動しました!そのこと1点だけをとっても、使う人たちの立場に立って、また、その方々への想いに寄り添ってつくられた手帳なんだ、ということを実感しました。これからも、どんなふうに改良され、進化していかれるのか、とても楽しみです。
他のインタビューを見る
- アンダーアーマー公式サイト特別顧客用ノベルティ
- 株式会社ドーム様
- ののノート
- NPO法人たまのの企画様
- ぬりWA手帳
- カラー総合スクールA+STYLE(エースタイル)様
- SHIKISUI DIARY 2023
- 日本色相推命学会 会長 旭奈優様
- Greedy Planner 2023
- interior-vida代表 島村知子様
- ミラコラ日誌
- 一般社団法人未来とコラボ様
- サンテレビ スコアブック
- サンテレビ様
- RESEARCH NOTEBOOK
- 東京理科大学 杉山研究室 杉山睦様
- 20周年記念ノート
- 有限会社アクトコンサルタント 大森啓司様
- 志喜彩(しきさい)ノート
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- 解き直しノート
- 悠々舎様
- 連絡帳
- 社会福祉法人 幸陽会様
- オリジナルノート
- 土谷千絵様
- スポ鬼ノート1・2
- つくばLIGARE リバティクラス様
- 「朝活書写」/ オリジナルノート(各種)
- 株式会社自立未来様
- ステップアップ大会参加賞
- NPO法人浜松ジュニアRG様
- KOGAKUKAN JOURNAL
- 学習塾 好学館様
- らしさダイアリー
- 株式会社ココロの保健室様
- 悟心塾帳
- 悟心塾様
- れんらくちょう
- 社会福祉法人さゆり保育園様
- ほねつきじゅうじゅう帳/ニッカリ青江メモ帳
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- 「1枚」ワークス株式会社様
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- 小学校新入学生配布用ノート
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- 男女神社様
- Tokyo Yobouigaku Center Health Dialy
- 株式会社東京予防医学センター様
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- 清教学園中・高等学校様
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手帳としてのクオリティを徹底追求。
「手帳が趣味」というほど、手帳にこだわりがある笹川泰宏さんが代表取締役を務める株式会社ソナエル様がつくられた、本格的な専門職手帳です。仕事上で関係のあるソーシャルワーカー、ケアマネジャーの方々や自社スタッフの利便性と、楽しく使ってもらいたいという思いから、しおりを2本入れたり、表紙を色違いで数種類用意してお一人ひとりに選んでもらえるようにしたりと、数多くのアイデアが盛り込まれています。さらに新年度の手帳をつくる時は、利用者のリクエストを加えて改良し、ノベルティとは思えないクオリティの高さは、市販品をはるかに凌ぐ出来栄えです。ソナエル本社をお訪ねし、笹川さんに業界のお話や、手帳をつくるに至ったストーリー・背景、手帳に込めた思いなどを語り尽くしていただきました。
困った方を我々の情報力とネットワーク力で助けたい。ご満足いただける課題解決を目指したい。
そこにうちのスタッフもエネルギーを集中させ、モチベーションを高めていきます。
「ソナエル」は、どのような事業を行っている会社でしょうか。

▲今回インタビューに応じてくださった代表取締役の笹川さん
民間の高齢者施設、高齢者向け住宅としては、有料老人ホームに加えて、現在はサービス付き高齢者向け住宅、分譲型の高齢者マンションなど、いろいろなタイプがあります。それらを入居希望の方に紹介するというのが主な事業内容ですが、実際にやっていることは、高齢者問題や介護コンサルタントのような業務内容までをカバーしています。カウンセリングとアドバイスも同時に行っており、ただ物件を紹介して終わりというのではなく、お客さまと一緒に「親身」になって考え抜いていくことをモットーとしていることが、ほかの仲介業者の方々とは違う、弊社の特長ですね。
どういうお客さまが多いのでしょうか。
弊社は、どちらかというと「ご本人自身では老人ホームを探せないようなケース」をお受けすることが多いです。例えば、退院が決まったけど車いすの状態でご家族が自宅でお世話する自信がないケースや、日ごろ介護している旦那さんが倒れてしまって今日明日なんとかしなければいけない緊急事態の場合などです。ご家庭によって事情は違いますが、そういった待ったなしの状況のお客さまからご相談をいただきます。ほとんどのお客さまは、その時がくるまで老人ホームについて詳しくご存知ではないので、私たちが間に入って受け入れ条件や、環境などをご案内するのですが、難しいのは、ホームに預けるご家族の方の「本音」の部分をお訊きすることです。そこは、私たちが会話の中から汲み取って、提案を繰り返しながら、ご家族の方から話したくないことをなるべく言わせないように配慮するのが、私たちの仕事の難しいところであり、一番の醍醐味でもあります。
駆け込み寺のような役目もあるのですね。相談員さんも知識や経験だけでなく、熱意がないとできない。
困った方を我々の情報力とネットワーク力で助けたい。ご満足いただける課題解決を目指したい。そこにうちのスタッフもエネルギーを集中させ、モチベーションを高めていきます。同業者の中には、こういう内容の依頼がきたら、ここの施設を紹介しようといったマニュアルがあると思うんですが、弊社ではそういったことはしませんし、絶対にさせません。そのようなマニュアルすらありません。現在、35人の相談員がいるのですが、限られた条件の中でもし自分の親だったら「ここをすすめる!」と思ったところを紹介するようにと伝えています。本当はここがいいなと思っても、会社からここを案内しなさいと言われたら罪悪感が生まれます。私たちにとって、お客さまの要望に近いホームに入っていただくことが一つのゴールになるのですが、ご家族が笑顔になっている姿を見て、そこではじめて自分たちの仕事の振り返りができ、次の仕事の活力にもなるんです。

▲株式会社ソナエルの職場の様子
どこのホームにも断られてしまった人をお預かりできる、
特別養護老人ホームより安い有料老人ホームをつくるのが、
私の「将来の夢」ですね。
お客さまからいろいろなご要望を聞かれると思いますが、施設にアドバイスをすることもあるのでしょうか。
あります。いろいろなホームを見ていると、「こうした方がいいのではないか」ということが見えてくることがあります。運営会社さんには、もっと入居者の方々のご要望などを取り入れて伸びていただきたい。そのためには、できるだけ運営会社さんとお客さまの橋渡しをしていきたいと。そういう役目も私たちは担っていると考えています。ですから、結構スタッフたちは遠慮なく運営会社さんに様々な意見や提案もしていると思います。
もっとああしよう、こうしようということで上場を目指されることになったと想像しているのですが、何がきっかけだったのでしょうか。
上場しようと考えたのは、この業界をもうちょっと「まっすぐにしたい」と考えたからです。それが一番大きな理由ですね。私は、この業界自体、法的にはまだまだ未整備な業態だと思っています。紹介事業者の業界団体への届け出はありますが、この仕事はいつでも誰でもできるんです。そのような状態だから、関わっている仕事の重要性も認識し難いし、誇りや志も持ち難い。安易に高齢者を老人ホームとマッチングさせるだけの感覚でやってらっしゃるところもお見受けすることがありますし、もう少し責任ある仕事として、世間の皆さまにも認めていただきたいという思いがありました。私たちが上場したら、自社の高齢者施設をつくりたいという夢もあります。ほかの企業様などの力も借りて行うことになりますが、身寄りがない、お金がないといった理由でどこのホームにも断られてしまった人をお預かりできる、特別養護老人ホームより安い有料老人ホームをつくるのが、私の「将来の夢」ですね。

ソーシャルワーカーの方々、ケアマネジャーの方々は女性が多いので、
せめて手帳のかわいい柄や、ピンクとか黄色などの明るい色調で心を和ませてほしいと思っています。
業界全体を見ていらっしゃるソナエル様が、このような手帳をつくろうと思われたきっかけは、どのようなことからだったのでしょうか。
そもそも私が手帳大好き人間だったんです(笑)。 かつて老人ホームの営業をしていた頃は分厚い手帳を持ち歩き、雑誌の手帳特集を読んでは、いろいろな手帳を試していました。そうしてたどり着いたのが、キャリアウーマン向けにつくられた市販手帳でした。1日の時間軸が縦に並んでいるのが当時は珍しく、矢印を引いて、スケジュールを書き込むというのが快感で、とにかく書きたくなるんですね。それで、この手帳をもっと広めようと自腹で手帳を購入し、お世話になった仕事関係の方々にも配っていましたが、当時はサラリーマンだったので金銭的にも限界がありました。そこで、将来独立した時には、会社で手帳をつくって配ろうと考えたのです。
手帳をつくって配りたいという夢は、面白いですね。それで実際、製作した手帳は、どのように活用されているのでしょうか。
私たちをお客さまに紹介してくださるソーシャルワーカーやケアマネジャーの方々にお使いいただいております。この手帳で少しでも仕事がはかどればと願っております。
会社のノベルティとしては、よくカレンダーなどもありますが、手帳にはどんなメリットがあると思われますか。
手帳は毎日開くものなので、開くたびに「ソナエルさんの手帳だ」と思い出してもらえるでしょう。カレンダーを、3000部つくって配るのならば、300人のお世話になっている方々に手帳を配って、喜んでもらうほうが、自分が受け取る立場だったら仕事にも役立つし、うれしいだろうなと思うからです。
確かに、カレンダーはよくいただきますが、手帳をもらう機会はなかなかないですね。
いただいたらうれしいと思います。とくに、今回、つくられた手帳は表紙が数種類もあって選べるんですね。
いただいたらうれしいと思います。とくに、今回、つくられた手帳は表紙が数種類もあって選べるんですね。
手帳をお渡しする相手の方に、選ぶ楽しさを味わってもらいたかったんです。お手本にしたキャリアウーマン向けの手帳のほうも、カバーのタイプや色を選べるようになっていました。ですので、スタッフに10種類くらいの色を選んでもらい、「何色がいいですか?」って聞いて配ったんです。もらった方々の立場で考えて、表紙にはあえて弊社の社名は入れておりません。よく企業手帳の中には社名を入れてありますけれども、もし、自分がもらった手帳に、社名がドーンって書いてあったらあまり使いたくないですよね(笑)。だから、表側には社名がなくて、またカラフルで、自分自身で表紙の色柄が選べる、という手帳をつくりました。

表紙が選べるなんて、いいですね!また、この手帳の特徴として、介護や医療関係の専門的な情報を記したページがあります。一番見られる項目と、どうしてこのような記載、掲載をされたのかという理由などをお聞かせください。
よく見るのは、西暦と和暦を併記した年齢早見表とか、「高齢者の日常生活自立度判定基準」とかですね。「高齢者の日常生活自立度判定基準」は、介護現場でドクターが参考にするものです。これを、ソーシャルワーカーは専門書から探して持っていくんですが、手帳に載せておけば、それを直接見せたり、コピーしたりするだけで済みます。情報の内容に関しては、以前ソーシャルワーカーだった社員からの意見を聞いて、あったら便利なもの、現場で役に立つものを厳選しました。

本当に使う人たちの立場に立って手帳をつくられたのですね。
今回、この手帳は、どのような想いを込めて製作されたのでしょうか。
今回、この手帳は、どのような想いを込めて製作されたのでしょうか。

ソーシャルワーカーさん、ケアマネジャーさん、そして私たちの仕事も、分単位でびっしりスケジュールが組まれ、移動も多いので、効率のいい手帳にしたかったのです。また、大きさも重さも片手で持てるくらいで、手軽に開けるようなハンディな手帳を目指しました。ですからページ数にもこだわっています。片手で電話しながら、片手でページがめくれるような手帳、パッと置いてメモできるような手帳がイメージとしてありました。あと、ソーシャルワーカーの方々、ケアマネジャーの方々は女性が多いので、せめて手帳のかわいい柄や、ピンクとか黄色などの明るい色調で心を和ませてほしいと思っています。
毎年、使っていただいている方々にアンケートを取っていて、
次回の手帳をつくる参考にしています。
手帳を使った方からの反響はいかがでしたか。
実は毎年、使っていただいている方々にアンケートを取っていて、「カレンダーの曜日の並びを月曜日スタートにしてほしい」とか、「しおりを2本にしてほしい」といった要望をうかがっています。そういったリクエストや使い勝手の感想を聞いて、次回の手帳をつくる参考にしています。そして、毎年10月ぐらいになると訪問先から、「今年もいただけるんですか?」というリクエストがたくさん入ってきます。
ノベルティとして無料で配布しているのに、アンケートまで行って毎回、改良を重ねているのは、どのようなお考えがあるのでしょうか。
もっと手帳自体のクオリティを追求していきたいという思いがあります。私たちは、ソーシャルワーカーさんやケアマネジャーさんからお客さまを紹介していただいて仕事をしています。それに対する感謝の気持ちを表すために、この手帳をつくっています。手帳の使い勝手が良くなればなるほど、仕事が効率よく捗ることで時間がつくれて、家族との時間なども増えるかもしれません。この手帳を見るたびに、人知れず陰で大変な業務をされているソーシャルワーカーさんやケアマネジャーさんへの支援・応援エールになれれば本望です。

「書きま帳+」との窓口になっていただいた、経営企画部の榎本さんにもうかがいたいのですが、「書きま帳+」を選んだ理由を教えていただけますか。
最初は社長から、「オリジナル手帳をつくりたいから印刷会社を調べる」ように言われて、3社から見積もりをとりました。なかでも「書きま帳+」さんは、対応が親切だったことと、良心的な料金だったので、それが選ぶ決め手となりました。それと、「書きま帳+」さんは当社から近く、何かあったら実際にうかがって打ち合わせをすることもできるので、そういった点でもいいのではないかと社長に報告し、手帳の印刷、製本をお願いすることになりました。あと、納品前サンプルがあるところもポイントでしたね。はじめての試みだったので、完成前に仕上がりを見たいと思っていました。というのも、それまでは10年以上、キャリアウーマン向けの市販手帳を配っていたので、そこから質を落とすことはできないと思っていたのです。印刷を行う前にサンプルをもらって確認できる、ということが非常にありがたかったです。
では、最後に次回、おつくりになる手帳のイメージがあればお聞かせください。
月間スケジュールが、今回は1カ月1ページなので、次回は大きくして見開きを使って1カ月にしたいなと思っています。市販手帳をお渡ししていた時は、見開きで1カ月分のスケジュール用紙と普通にメモ書きできる白紙の小さな冊子を追加で差し込んでいました。いまはオリジナルだから、必要なものは手帳の中に組み込むことができるのでいいですね。やがて、いつか自分で考え、蓄積してきたアイデアを盛り込んだ手帳をつくって、一般販売もしてみたいです。私のように手帳大好き人間で、理想の手帳をつくりたかったら社長になることをお薦めしますね(笑)。

使用者の方々からアンケートを取っていらっしゃることには感動しました!そのこと1点だけをとっても、使う人たちの立場に立って、また、その方々への想いに寄り添ってつくられた手帳なんだ、ということを実感しました。これからも、どんなふうに改良され、進化していかれるのか、とても楽しみです。
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