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オリジナルノートのデータにつける「トンボ」とは?

2016年12月20日

印刷用トンボ

オリジナルノートの表紙のデータを作るときには、「トンボ」という印が必要になります。これは紙をサイズどおりにカットする目印となるもので、紙の印刷物のデータには必ずついているものです。今回は印刷用語の「トンボ」について解説します。

印刷物をサイズどおりにカットする目印

書籍や雑誌、ポスターなど紙の印刷物を作るとき、データの段階で必ずついているのが「トンボ」という印です。
これは1ページごとにつけられており、ページの四つの角の外側に入れる「角(かど)トンボ」と、四辺の中央外側に入れる「センタートンボ」などがあります。このセンタートンボの形が、十字の線でトンボのようにも見えるので、「トンボ」と呼ばれるようになったといわれています。
トンボは、印刷した紙をサイズどおりに断裁するときの目印となるもので、印刷範囲の外側にあるため、断裁するときに切り落とされます。また、カラー印刷で複数の版を印刷するときに、印刷位置を合わせるための目印にもなります。

印刷データは実際のサイズの3ミリ外側まで作る

「角トンボ」は、断裁する仕上がりサイズに合わせた線と、その3ミリ外側の二重の線でできています。この3ミリの間隔を「塗り足し幅」と言います。
たとえばB5のオリジナルノートを作るときは、ヨコ182ミリ×タテ257ミリで表紙をデザインすればいいわけですが、実際に印刷した紙を断裁するときには、若干ずれてしまうことがあります。その場合、印刷データがサイズピッタリだと、印刷されていない部分が白いスジのように出てしまうことがあります。
これを防ぐために「塗り足し幅」を設けており、色や写真がページの端までくる場合は、仕上がりサイズの3ミリ外側まではみ出して配置するようにします。ただし、文字やロゴなど切れては困る部分は、「塗り足し幅」に入れないのはもちろん、仕上がりサイズの3ミリ内側に配置するようにします。

トンボつきのテンプレートを利用しようく

「書きま帳+」でオリジナルノートを作るときも、表紙のデータにはトンボをつける必要があります。
このとき便利なのが、「書きま帳+」のサイトにある「データ作成用テンプレート」です。ここでは、製本タイプ別、サイズ別に、トンボがついた無地のテンプレートをダウンロードできます。データ形式は「Illustrator」「Photoshop」以外に、「Word」や「PowerPoint」も用意されており、詳しい知識がない方でも、トンボ付きの表紙データを作成できます。
また、「データ作成用テンプレート」を使用せず、トンボのついていないデータであっても、データ加工の「表紙トンボ付加」でトンボをつけることができます。ただし、別途オプション料がかかるので、ご注意ください。

詳細:断裁の位置やセンターを表示する、トンボについてはこちら


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