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パソコン画面の色と印刷した色は別の色!?

2016年11月28日

CMYKとRGBの違い

パソコンの画面の色は「光の三原色」の3色、カラー印刷した色は、おもに「色の三原色」をもとにした4色の混合で作られています。どちらも同じ色なのに、どこが違うのでしょうか? 今回はオリジナルノートの製作にも関わる、色の違いについて解説します。

画面の色は「RGB」、印刷した色は「CMYK」

パソコンやテレビの画面では、光の三原色である赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の3色の割合を変化させることで、すべての色を表現しています。例えば赤100%、緑0%、青100%なら明るめの紫色になりますし、赤、緑、青すべてが0%なら黒、すべてが100%なら白になります。このような色の表現方法を「RGB」と言います。
これに対して、カラー印刷をする場合は、「プロセスカラー」と言って、色の三原色であるシアン(Cyan)・マゼンタ(Magenta)・イエロー(Yellow)、それにブラック(Key Plate)を加えた4色のインクの割合を変化させることで、すべての色を表現します。この4色を「CMYK」と言います。
なぜこちらは4色になるかというと、理論上は、色の三原色の3色を混合することで黒が表現できますが、実際に3色のインクを混ぜても、完璧な黒にはなりません。そこで、3色に加えて黒のインクを使うようになったのです。

CMYKで表現できない色は「特色」で

印刷の場合、CMYKのプロセスカラーでは表現できない色があります。金、銀などのメタリックな色や蛍光色などは、CMYKでは出すことができません。このような場合は、「特色」または「スポットカラー」という、特別に調合されたインクを使って印刷します。また、1色や2色印刷で黒以外の色を使う場合も、CMYKではなく、最初から調合された特色のインクを使います。
ちなみに「書きま帳+」では、オプション加工の「本文オリジナル印刷」に「特色1Cオフセット印刷」があり、ブルー、ピンクなど4種類の特色から1色を選んで本文を印刷できます。

オリジナルノートのデータはCMYKで

オリジナルノートの表紙デザインをするときは、デザインデータのカラーモードを「CMYK」にする必要があります。それは、CMYKで表現できる色の領域がRGBより狭いためで、もしデザインの中にCMYKで表現できない色があった場合は、別の色に置き換えられてしまうおそれがあるのです。
また、表紙に写真を使用する場合も、RGBからCMYKにデータ変換する必要がありますが、やはり同じ理由から、印刷されたものは元の写真の鮮やかさが消え、色がくすんでしまう場合があるので、ご注意ください。

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