鉛筆で書くのに適した用紙は?
皆さんはノートに字や絵を書くとき、どんな筆記具を使っていますか? 筆記具と用紙との相性を調べるシリーズ、1回目は鉛筆で書くときに相性のいい用紙について解説します。
鉛筆が描く線は、黒鉛が紙の繊維についたもの
幼いころに文字を習うときから始まって、学校の勉強や、美術のスケッチなどで使ってきた鉛筆。いろいろな思い出があり、親しみのある筆記具だと思いますが、鉛筆がどんな仕組みで紙に文字や線を描けるのか、ご存知でしょうか?
鉛筆の芯は、黒鉛と粘土を混ぜて作られています。鉛筆で紙に書く、つまり鉛筆の芯を紙にこすりつけると、芯は紙の表面によって削られ、芯から削りおちた黒鉛の粒子が紙の繊維にくっついた状態になります。これが紙に書かれた文字や線として見えるわけです。
ちなみに、鉛筆の芯は黒鉛の割合が多いほど柔らかくなり、紙に書いたときの色が濃くなります。芯の種類を表すのに「H~10H」「B~10B」「HB」「F」という名称がありますが、これらの違いは、黒鉛と粘土の割合の差によります。
上質紙や画用紙など、表面がスベスベしていない紙がベスト
鉛筆は、どんな紙にでも書けるイメージがありますが、苦手なのは表面がスベスベになるように加工された紙です。表面がスベスベだと鉛筆の芯が削られにくくなり、書こうとしても線が薄くなったり、まったく書けなくなるのです。
このことから、鉛筆と相性がいい紙としては、表面加工がされておらず、適度なざらつきがある上質紙が挙げられます。また、鉛筆でデッサンやスケッチをする場合は、やはり同じような理由で、画用紙がベストといえるでしょう。美術の授業などでクロッキーを書くときに用いられるクロッキー用紙も、鉛筆と相性のいい紙といえます。
ちなみに、「書きま帳+」でオリジナルノートを作る場合、本文の用紙は基本仕様で上質紙になるので、鉛筆でも快適に書くことができます。また、オプション加工の「本文用紙変更」で、「HS画王」や「OKいしかり」といった画用紙も用意されているほか、書きま帳+Value set「お絵かきしまちょう」なら、あらかじめ本文用紙に画用紙がセットされているので、簡単にオリジナルスケッチブックを作ることができます。
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