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分厚いページもしっかり綴じる「糸かがり綴じ」

2016年12月16日

糸かがり綴じハードカバーノート

糸でノートのページを縫い合わせる「糸かがり綴じ」。ValueSetの「書きま帳+HardcoverNotebook」では、この綴じ方でノートを製本しています。今回は「糸かがり綴じ」について解説します。

ノートや本を糸で綴じる「糸かがり綴じ」

ノートや本のページを綴じる方法はいろいろあります。開いたページの中央を針金で留める「中綴じ」や、接着剤でページを圧着する「無線綴じ」、さらに無線綴じを強化した「アジロ綴じ」というものもあります。その中で、糸を使って綴じるのが「糸綴じ」、そのひとつが「糸かがり綴じ」になります。
糸を使う綴じ方というと、「書きま帳+」のオリジナルノートにも、ミシンを使って糸で綴じる「ミシン製本」がありますが、「糸かがり綴じ」のほうが、ページ数の多いノートや本にも使えるというメリットがあります。また、製本の強度が強いのでページがとれにくく、長く使うことができます。ただし、糸でページを縫うのは製作工程が多くなるため、ほかの綴じ方より製作日数やコストがかかるという一面もあります。

「糸かがり綴じ」で本ができるまで

「糸かがり綴じ」の工程を簡単に説明すると、まず、1枚の大きな紙を何回か折って、「折り丁」というものを作ります。そして必要なページ数分だけ折り丁を重ねます(丁合)、次に、背の部分を糸で縫っていきます。折り丁ごとに縫って綴じたうえで、さらに各折り丁を縫い合わせていきます。その次は、背固めと言って、糸で綴じた部分を圧搾し、背を平らにして、糊で固めます。そして最後に、背以外の三方を仕上がり寸法どおりに裁断し、表紙を取り付けるといった流れになります。
折り丁を増やせばいくらでもページ数を増やすことができ、さらに折り丁同士をしっかり縫い合わせるところが、強度が高くなる理由です。

「書きま帳+HardcoverNotebook」での使用

「糸かがり綴じ」がよく使われるのは、単行本などの上製本(ハードカバー)です。重厚な厚紙を表紙に使い、ページ数も多い上製本には、「糸かがり綴じ」のようなしっかりした綴じ方が求められるからです。
ValueSetの「書きま帳+HardcoverNotebook」にも、この「糸かがり綴じ」が使われています。「書きま帳+HardcoverNotebook」は、丈夫なハードカバーを表紙にしたノートで、ページ数も基本仕様で160ページもあります。
この膨大なページをしっかりと綴じるのが「糸かがり綴じ」。そのうえページが180度開き、フラットな状態で置けるので、ページの中央ギリギリまで書きこむこともできます。
丈夫な「糸かがり綴じ」は、今後「書きま帳+HardcoverNotebook」以外の商品にも展開すると思われるので、ぜひ注目してください。

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