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知っているようで知らない消しゴムのあれこれ

2018年2月28日

知っているようで知らない消しゴムのあれこれ

ノートに鉛筆やシャープペンで書くときに、欠かせないのが消しゴムですよね。でも、消しゴムを使うとどうして字や線が消えるのかって知っていますか? 今回は消しゴムのいろいろな知識について解説します。

消しゴムの正式名称は「字消し」!?

日ごろから何の疑いもなく「消しゴム」と言ってますが、実際のところはポリ塩化ビニルなどのプラスチックが原料のものがほとんどで、ゴム由来の消しゴムは、今では少数です。このことから、メーカー側では、正式にはプラスチック製のものを「プラスチック字消し」と呼び、ゴムを原料とするものは「ゴム字消し」と呼んでいます。

消しゴムでこするとなぜ字が消える?

鉛筆で書いた文字や線を拡大すると、黒鉛が紙の表面にくっついている状態になっています。それを消しゴムでこすると、黒鉛が紙から消しゴムに移って紙が白くなります。そして黒鉛のついた消しゴムの表面は、消しくずとなって分離するというわけです。
これが鉛筆ではなく、ボールペンやサインペンで書いた場合は、インクが紙にしみこんでしまうため、普通の消しゴムでこすっても消すことはできません。ただし、研磨剤が混ぜられた「砂消しゴム」なら、インクがしみた紙の表面を削りとるため、文字や線を消すことができます。

使いやすい消しゴムとは?

よい消しゴムの条件として、「軽くこするだけで消える」「文字がきれいに消える」「本体が折れにくい」「消しくずがまとまりやすい」といったものがあります。このすべての条件をクリアするのは難しいですが、例えば「軽くこするだけで消える」など、いくつかの特徴に特化したものもあるので、使い比べをして好みの消しゴムをみつけるといいでしょう。
いくつかの文具メーカーのWebサイトで消しゴムを見ると、特徴的なのが黒色の消しゴムです。昔から色付けされた消しゴムはありましたが、黒の場合は、使用したあとの汚れが目立たないのと、消しくずをみつけやすいという特徴があるようです。
また、ペンホルダーに入った消しゴムや、スティックタイプの消しゴムなど、1文字だけピンポイントで消せるような製品も多くあります。このように消しゴムを細長く成形する場合は、使っている途中で折れたりしないように、原料に合成ゴムなどを使用して強度を高めているようです。

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