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仕上がりが美しく、大量に刷れるオフセット印刷

2016年10月28日

オフセット印刷

印刷にはいろいろな方式がありますが、「書きま帳+」のオリジナルノートの印刷には、「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」を使用しています。今回は、オフセット印刷の仕組みや特徴を紹介します。

「水と油」が反発する性質を利用した印刷方式

本や新聞、雑誌と、部屋の中を見回しただけでも印刷物はいろいろありますが、それらの印刷がどんな仕組みで行われているか、ご存知ですか。
今の世の中の印刷物のほとんどは、「オフセット印刷」で印刷されています。これは、凸版や凹版のように、版のでこぼこしたところにインクをつけて印刷するのではなく、水と油が反発する性質を利用しています。
アルミでできた版に、感光剤によって水がのる部分と水をはじく部分を作ります。この版に水をつけると、印刷しない部分に水がのります。次にインクをつけると、水をはじいた部分、つまり印刷する部分にインクがのります。インクが油性なので、最初に言った「水と油」の関係で、これらが混ざり合うことはありません。
こうして水とインクがのった版を、いったんゴム樹脂でできた「ブランケット」と呼ばれるローラーに転写し、それから印刷用紙に印刷します。この転写して印刷する工程のことを「オフセット」と言うことから、「オフセット印刷」と呼ばれています。

刷れば刷るほどコストダウンできる

オフセット印刷のメリットは、印刷の仕上がりが非常に美しいことです。また、大量印刷に向いており、部数が多くなるほどコストが下がります。
オフセット印刷とともに、オリジナルノートの印刷に用いられるオンデマンド印刷は、小部数の印刷に向いており、「版」を作る必要がないので、比較的早く作業が進められるというメリットがあります。「書きま帳+」のオリジナルノートの印刷は、両者の長所を生かし、組み合わせています。

オフセット印刷とオンデマンド印刷の組み合わせ

基本として、「書きま帳+」のオリジナルノートの表紙は、オンデマンド印刷で行われており、本文はオフセット印刷になります。表紙は、注文ごとに違うデザインになりますが、本文は罫線や方眼など、既製の4種類から選ぶ方式なので、大量に印刷してストックしておけるからです。
本文をその4種類から選ばず、オプション加工で本文オリジナル印刷を行う場合は、本文もオンデマンド印刷になります。ただし、本文オリジナル印刷でも、オフセット印刷を使った「特色1Cオフセット印刷」や「フルカラーオフセット印刷」を選ぶこともできます。これらは、1000部以上の注文で料金が割引になるため、大量部数を印刷する場合にオススメです。1000部以上となると、用途は大人数に配布するノベルティや記念品などに限られると思いますが、そういう機会には、ぜひこのオフセット印刷による「大量部数割引」を活用してください。


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