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紙について知っておきたい基礎知識

2016年10月11日

紙の基礎知識

ノートはもちろんのこと、身の回りには紙でできたものが、あふれるほどありますよね。でも、そもそも紙は何でできていて、どのように作られるか知っていますか? 今回はそういった紙の基礎知識について解説します。

紙は植物繊維を固めたもの

ノートの主要な原材料となっているのは紙ですが、では、その紙は、何からできているでしょうか? もちろん、植物ですよね。植物から植物繊維を取り出して、ごく薄く平べったい形に固めたものを、一般に紙と呼んでいます。
どんな植物を使うのかというと、洋紙の場合は、チップにした木材がほとんどです。和紙はミツマタ・コウゾなど、数種類の樹木しか使用しませんが、洋紙は品種の区別なく、針葉樹も広葉樹も含めた木材を使用しています。

ドロドロに溶けたパルプを紙すきして紙にする

それでは、木を細かく削った木材チップから、紙はどのように作られるのでしょうか? 和紙の手すきを、テレビで見たり、実際に体験した人もいると思いますが、仕組みとしては同じようなものです。
紙づくりの工程を単純にいうと、「パルプ化工程」と「製紙工程」に分かれます。まず、チップを蒸解釜で煮て分解し、植物繊維を取り出します。これがパルプと呼ばれるもので、漂白してから、製紙の原料として使用します。この時に、再生紙から作られたパルプも加えられます。
製紙工程では、まず紙すきの要領で、網の上に水で溶かしたパルプを薄く広げます。次に、それをローラーで脱水したり、熱を加えて乾燥させます。そして顔料などでコーティングしたり、表面をみがくなどの工程を経て、完成します。

ノートに使う紙は「印刷・情報用紙」の一種

ノートとティッシュペーパーは、同じ紙でありながらも、紙質も用途も全然違いますよね。そのような特徴の違いで、紙はいくつかの種類に分類されます。
ノートに用いられる紙は、「印刷・情報用紙」に分類されます。これは文字通り印刷に使用したり、ペンなどで書きこんだり、コピーするときに用いられる紙などが含まれています。
そのほかには、商品を包む「包装用紙」、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどの「衛生用紙」、新聞を印刷する「新聞巻取紙」、それ以外の「雑種紙」があります。
ここまで紙の基礎知識と題してお話ししましたが、まだ、ほんの一部分の情報にすぎません。興味を持たれた人は、ぜひ自分でいろいろ調べて、知識を深めてください。

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