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ボールペンで書くのに適した紙は?

2017年3月27日

ボールペンに適した用紙

手軽な筆記具として誰でも使っているボールペンですが、その筆記の仕組みや、インクの種類による特徴の違いはご存知ですか? 今回はボールペンの知識と、相性のいい紙について解説します。

ボールの回転によってインクを紙に写す

100円程度で買えるものから、数万円もするブランド物の高級品まで、さまざまな種類があるボールペン。最近はカラーバリエーションも増え、色鮮やかなボールペン画を描くこともできるようになりました。
ボールペンの仕組みは、知っている人も多いと思いますが、インクの入った軸の先にペン先があり、その先端に直径1~0.4ミリ程度の小さいボールが入っています。ペン先を紙に押し付けてすべらせるとボールが回転し、ボールについていたインクが紙に転写して線が引かれるというわけです。

ボールペンのインクの種類と特徴

ボールペンに使われるインクは、油性インク、水性インク、ゲルインクなどがありますが、それぞれの特徴にはインクの粘度、つまりねばりけが影響しています。
油性インクは一般に粘度が高く、書いたときのにじみが少ないという特徴がありますが、書き味が重く、書き始めに線がかすれることがあるなどの短所もあります。ただし、最近は書き味なめらかな油性ボールペンなど、欠点を改良した製品も生まれています。
水性インクは粘度が低いので、書き味がサラサラで、発色がいいという特徴があります。ただし、水性インクは乾きやすいので、キャップを閉めないまま放置しておくと、インクが乾いて書けなくなることがあります。
水性と油性の長所を合わせたのがゲルインクです。これは水性インクにゲル化剤を混合したもので、通常の状態では粘度が高く、油性インクの特徴に近くなりますが、インクに圧力がかかる線を引くときだけ粘度が低くなり、水性インクのように書き味がなめらかになるという特徴があります。

ボールペンはツルツルの加工紙が苦手

ボールペンは、ほとんどの紙で普通に書くことができますが、PP加工をほどこした紙は、表面がツルツルでペン先のボールが回転しないため、うまく書くことができません。また、ボールペン画を描く場合に限っていえば、画用紙など表面に凹凸がついている紙では、やや描きにくいようです。
逆にボールペンと相性がいい紙といえば、当然ながらノートによく使われる上質紙や、絵を描くなら、表面が平らなケント紙ということになるでしょう。

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