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書きま帳+はじめて物語― 1「リング製本機との出会い」

みなさんこんにちは。
ブログの記事を書き始めてわずか4回目ですが、すでに何を書いたらいいか行き詰まっています。

同一テーマで書き続けられることはないかと考えていたところ、苦悩の末「書きま帳+サービスの軌跡」をたどってみようということになりました。
はじめは書きま帳+サービススタートのきっかけともなった「リング製本機との出会い」についてお話しします。

書きま帳+開発の原点になったリング製本機(左)と角丸加工機(右)

書きま帳+サービスの原点になったリング製本機(左)と角丸加工機(右)

書きま帳+のオリジナルノート製作サービスは、一台のリング製本機との出会いから始まります。

それは、今から6年前のこと。
「書きま帳+オリジナルノート製作サービス」の母体となった、オンデマンド印刷専門サイト ガップリ!サービス強化のため、新しい製本サービスを模索していた2007年にさかのぼります。

当時はカラー・モノクロのオンデマンド印刷とくるみ製本中綴じ製本がサービスの中心で、セミナー資料報告書論文・論文集簡易資料の印刷・製本が多く、オンデマンド印刷の特徴を生かしたガップリ!の新サービスを創り出そうとアンテナを広げていた時のことです。

あるリング製本機メーカーのショールームで一台のリング製品機と出会いました。

そのリング製本機は「穴あけ加工」と「リング綴じ」がセットになった、リング製本の入門機です。手動ながら、さまざまな仕上がりサイズにも対応でき、とても使い勝手のいいリング製本機です。

さっそく、このリング製本機を買いました。いっしょに小型の「角丸加工機」も手に入れて、新サービスの開発に備えました。

さて、このリング製本機、仕上がりサイズ(判型)やリング径の変更などの設定変更がかんたんにでき、とても使い勝手のいい製本機ですが、大量部数の製本には適していません。

はじめてリング製本機を買ってから一年間はこの製本機一台ですべてのリング製本を生産するわけですが、リング製本の道は想像以上に険しく、いくらオンデマンド印刷で小部数といっても手動の製本機ではあまりにも生産性の低い製本機でした。
ここから、やっても、やっても終わらないリング製本地獄に足を踏み入れていく訳です。
※リング製本地獄のエピソードはあらためて紹介できればいいなと思います。

このリング製本機は50~100冊を超えるような部数の多い製本には苦労させられましたが、サンプルの製本や少ない部数のフィルムカバー、台紙の穴あけ加工にはとても重宝しました。
5年間の現役を経て昨年引退しましたが、同じ形のリング製本機が2代目として今でも活躍しています。

次回は「リングノートとの出会い」についてお話いたいと思います。
お楽しみに。