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いろいろな形があるリング製本のリング

2017年7月31日

リング製本のリングの種類について

丸めたワイヤーでページを綴じたリングノートは誰でも知っていると思いますが、リングの部分に注目してみると、いろいろな種類があることがわかります。今回はリングノートに使われるさまざまなリングを紹介します。

スパイラルリングとダブルリングが基本

ノートの一辺に同じ間隔で穴を開けて、そこに丸めたワイヤーを通して綴じたリング製本。ノートはもちろん、カレンダーにもよく使われていますし、スケッチブックでもおなじみですよね。
ふだんはあまりよく見ていないと思いますが、このリングのかたちや材質には、さまざまな種類があります。「スパイラルリング」と「ダブルリング」が、その代表的なものといえるでしょう。
スパイラルリングというのは、ワイヤーをらせん状に加工して穴に通していくもので、「らせん綴じ」とも言われ、スケッチブックによく使われています。
一方のダブルリングは、1本のワイヤーをくし形に成形し、そのくしの歯先の部分を穴に通し、それをリング状に丸めて綴じたものです。こちらはノートやカレンダーによく使われており、「書きま帳+」のリング製本もダブルリングを使用しています。

プラスチックのリングや天然素材のエコなリングも

スパイラルリングもダブルリングも、金属製のワイヤーを使っていますが、金属の代わりに合成樹脂を使ったセルリング(プラスチックリング)というものもあります。これは最初から樹脂がリング状に成形されており、機械でリングを開いて綴じます。これはカレンダーや薄い冊子の製本などによく見られます。
また、プラスチックではなく、天然のセルロースを使った「ペーパーリング」というエコ対応のスパイラルリングを販売しているメーカーもあります。

リングを柔らかく加工したソフトリングノート

プラスチックリングの中には、リングが2~4個の「ワンタッチリング」もあります。これは卓上カレンダーなどに用いられ、一辺の左右両端に1個ずつ使って綴じられています。
リングノートのリングを自由に開いたり閉じたりして、ページを増やしたり入れ替えたりできるのが「ツイストリング・ノート」です。こちらはバインダーの一種といえるかもしれません。
リングノートは、ページの端まで書いたときに指がリングに当たるのが気になるという人もいますが、それを解消したのが「ソフトリングノート」です。リングに柔らかい樹脂を使うことで、指に当たっても気にならないという特徴があります。

詳細:リング製本についてはこちら


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